



TD-9000Tは、荷重(ロードセル)とストローク(変位計)の2入力に対応した荷重管理用デジタル指示計です。
毎秒25,000回の高速A/D変換、DIN1/4(92×92)サイズに大型ワイド4.3型タッチパネルモニターを搭載。上位機種でありながら低価格を実現したハイパフォーマンスモデルです。
測定中の波形をリアルタイムで確認でき、日常的なモニタリングから加工データの検証まで、幅広く活用することが可能です。

ひずみ、変位(電圧·パルス)の2入力を採用
パルス入力(A/B相・ラインドライバ(RS-422準拠))および電圧入力±5Vに対応。時間ー荷重だけではなく、変位ー荷重管理も可能。



24-bit/5kHzまたは25kHzの高速処理を実現
瞬間的な変化も逃さず、より信頼性の高い計測を実現。
ステータス「CONTINUE」のとき、連続判定を行います。
上上限・上限・下限・下下限4接点に対応、一定の値に対する荷重値をリアルタイムに良否判定
表示に加えブザー音でもお知らせ


1工程を最大5つのゾーンで良否判定。ゾーンの切換は外部入力からも可能。
サンプル・ピーク・ボトム・P-P・平均値・極大/極小・変曲点など、種々のホールドと組み合わせて判定します。
※マルチゾーン判定は、ティアック株式会社の登録商標です。

上下限幅を持たせた基準曲線と測定値を比較し、良否判定。時間や変位の変化に対する荷重の増減を、一連の流れで判定します。

バンド判定とマルチゾーン判定を組み合わせて同時判定。複雑な波形でも細やかな判定を可能にします。

任意の5点間を直線的に補間することにより、出力特性に近い誤差の少ない出力が得られます。

※順次対応予定
気になるデータはその場で判定結果を確認可能。

本機に接続するセンサーの設定を最大4種類保存

測定条件をワークとして最大16個保存することができます。

70件(リスト·波形が確認可能&統計値表示)

※設定情報のSDカードへの読み書きは順次対応予定
静ひずみ表示
入力信号をひずみ量単位( μ ST) で表示します。
センサー出力の確認または、センサー、ケーブルを含めた指示値の「ふらつき」や不具合の調査をするときに使用します。
センサー断線検出
断線チェックを行い、検出結果をディスプレーに表示します。
断線の可能性が検出された場合は、断線の可能性がある部分を赤で表示します。
断線は、ひずみゲージ部分だけでなく、ロードセルケーブル部分の可能性も有ります。また、コネクターの接触不良や配線ミスの可能性もあります。
入出力端子チェック
- 入力端子
- 入力信号に応じてLOW (ON、黄色いインジケーター表示) またはHIGH (OFF) を表示します。
- 出力端子
- 出力の任意の端子をON/OFF することができます。
出力の配線チェックをするときに使用します。


TEDS対応により、感度自動校正を実現。校正における煩雑な手順や管理の削減に貢献。

標準搭載:RS-232C、USB ※RS-232CとUSBは同時に使用できません。
オプション:Ethernet/IP™、CC-Link(計画中)
D/A出力(電圧0~±10V/電流4-20mA)
4.3型ワイドタッチパネルモニターを搭載。

パネルカットサイズ92×92mmのDIN1/4サイズ採用

日本語、英語に対応(中国語、韓国語にも対応予定)

パソコンとTD-9000TをUSB接続することで、各種設定・モニタリング・データ保存をパソコン上で可能にするソフトウェアを用意しております。


専用のオフラインデータビュアプログラム
TD-Viewを無償提供
TD-9000Tで測定したデータをPCで管理するソフトウェア「TD-View」を無償でご提供いたします。
TD-ViewはSD/SDHCカードに記録されたデータをパソコンで表示・統計解析するソフトウェアです。
統計的工程管理に威力を発揮します。
個別計測データ(時間-荷重、時間-変位、変位-荷重)はもちろん、リスト全体の良否判定点の傾向やヒストグラムおよび統計処理した値(データ数、OK数、最大、最小、平均、標準偏差、変動率、Cp値)が表示されます。
表示可能な内容はホールドモードなどによって変化します。
測定データをCSV形式で保存するほか、保存された指示値リストやグラフデータを簡単な操作で確認できます。
システム推奨条件
CPU:第2世代 Intel®Core™i5 3.0GHz 以上
OS:Windows 10、Windows 7、Windows Vista、Windows XP
メモリー:4GB以上
HDDの空き容量:10GB以上
画面の解像度:1024 × 768 ピクセル以上
.Net Framework 4 Client Profile